[セシウム137] ブログ村キーワード
東日本大震災による福島原発で問題となっている放射性物質は、ヨウ素131とセシウム137です。
これらヨウ素131とセシウム137は、放射性物質(放射線を放出する物質)で、
体内に取り込んでしまうと一定期間継続的に被爆を受けることになってしまいます。
福島原発を中心として放射線量が高いことは問題ですが、これは距離をとれば被爆量を限りなくゼロにすることができます。
しかし、これらヨウ素131やセシウム137などの放射性物質は、風に乗り雨となって各地に広がり、
作物や水などになって私たちの体内に入る可能性があります。
放射性物質は、時間が経つと放射能力を失います。
この能力の半減期(つまり放射能力が半分以下になるまでの期間)は、ヨウ素131で8日、セシウム137は30年とのことです。
つまり、ヨウ素131が体内に取り込まれた場合には、8日間、継続的に被爆し、
セシウム137が体内に取り込まれた場合には、30年間、継続的に被爆することになります。
実際は、これらの物質は、体の代謝によって体外に出て行くこともあったりするため、
ずーーっと被爆し続ける、というわけでは無いようですが。
なんとなく分かると思いますが、つまり、放射線を浴びることよりも、放射性物質を体内に取り込むことのほうがよっぽど有害だということが分かると思います。
そして残念ながら、東日本大震災後、福島原発周辺の農作物や水道水から、これらヨウ素131やセシウム137が検出されているという事態になっています。
これにより、日本中で水が不足するという事態が発生していますが、
水が入手困難と言われると皆水に殺到しますが、
そんな時は水を飲むならお茶を買って飲んでも同じ事だと思いませんか?
水分は工夫して確保しましょう。
その他の水分についてはこちらを参照下さい。
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放射線からの被爆を最小限にするためには、とにもかくにも放射性物質から距離をとることです。
東日本大震災の福島原発の事故でいえば、
福島原発から距離をとること
が肝心ということになります。
理由についてお話します。
放射線というのは、距離をとると2乗分の1の量になるという性質があります。
福島原発から2km離れた地点にいる人は被爆量が2×2分の1
=4分の1
福島原発から3km離れた地点にいる人は被爆量が3×3分の1になるわけです。
=9分の1
たった1kmの違いなのに、被爆量はえらく変わってきます。
というわけでまとめです。
この記事のタイトルの通りですが、
放射性物質からは距離をとること
です。
あなたの場所は大丈夫ですか?
[放射能] ブログ村キーワード
放射線とは、極論のところ、電磁波や高速で放射されている粒子のことでした。
(このうち電離放射線が危険なものです。)
詳しい話はこちらです→
放射線とは
放射能とは何か?
放射線と放射能は違うのか?
はい、違います。
放射線が電磁波や高速で放射されている粒子のことだったのに対して、
放射能とは、それを放出する能力のことです。
そして、放射能をもっている物質のことを放射性物質と言います。
おさらいです。
放射線・・・電磁波、粒子
放射能・・・放射線を発する能力
放射性物質・・・放射能を備えた物質